「リンパ」について、よく聞く言葉だけれど
一体何なのか詳しくはわからない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「リンパ」について詳しくご紹介致します。
「リンパ」とは?
リンパとは、老廃物を含んだ水分のことです。
血管の隣を全身くまなく走っているリンパ管の中を流れる水分です。
リンパ管は首や脇の下、脚の付け根、膝の裏などにあるリンパ節でろ過を繰り返しながら
最終的に鎖骨の下で1本のリンパ管に合流し静脈に流れていきます。
血液は心臓のポンプの働きで20~60秒で体を1周します。
しかしリンパは心臓のような強いポンプの働きで流れているのではなく
筋肉の収縮運動でしか流れていませんので体1周に12時間~24時間かかります。
しかも運動不足や筋肉の衰えていくとさらに遅くなりむくみなども増えたりします。
リンパ管を流れるリンパ液は体の老廃物を運ぶ
大切な働きをしていてリンパ節でろ過(浄化)しています。
リンパ液の流れが悪くなると言う事は、老廃物を抱えている時間が長くなり
老廃物が溜りやすく(詰まりやすく)なりさまざまな不調が現れます。
むくみ、冷え、首や肩の凝り、生理不順,ホルモンバランス、
自律神経の低下、吹き出物、イライラしがち…など
多くの人が抱えている病気とまではいかないこれらの症状は
リンパを促すデトックスによって解消が期待できます。
また、免疫にも深く関係していてリンパ節で病原菌と戦っています。
風邪を引くとリンパ節が腫れたりした事があると思いますが、
まさにその時にリンパ球がリンパ節に集まり病原菌と闘っています。
なので風邪を引いていたり・熱があったり・リンパが腫れている時は
マッサージは受けない方がいいです。
せっかくリンパ節で戦って病気に打ち勝とうとしているのに、マッサージをすることで
リンパにのって全身に病原菌を流してしまう事になるからです。
しんどいからマッサージを受けたいと言われる方もいらっしゃいますが
そこはゆっくり休んで寝て頂いた方がいいです。
リンパの流れは筋肉の収縮運動ですので適度な運動をして
筋肉を衰えさせないという事がとっても大切です。
特に足の筋肉の衰えは20代に比べ60代は40%も減るそうなので、
歩く事や足を使う事はとても大切です。